児童相談所ダイヤル「189」、かけてきた人の5割が接続前に切っている

児童虐待の通告や子育ての悩み相談などを受け付けている児童相談所全国共通ダイヤル「189」について、携帯電話からかかってきた通話の5割が、オペレーターに接続する前に切られていることがわかりました。
毎日新聞が伝えました。


画像はイメージ。/ Based on a photo posted on Pixinio (CC0)

これは6月29日の衆議院厚生労働委員会で、加藤勝信厚生労働大臣が質問への答弁の中で明らかにしたものです。
児童相談所全国共通ダイヤル「189」(いちはやく)は、児童虐待の通告や子育ての悩み相談などができるダイヤルです。2017年度以降は、まずオペレーターにつながり、そこから地元の児童相談所に取り次がれるしくみになっています。
加藤厚労大臣の答弁によると、2018年5月の間に携帯電話からかかってきた7673件のうち、5割を超える4166件が、オペレーターにつながるまでの間に切れていたということです。
通話料金発生を告げる音声案内の最中に切られるケースが多いとしていて、加藤大臣は「電話が切られる事情を調べたい。相談者が、さまざまな困難を抱えて電話していることを認識して対応する」と述べたということです。

189(いちはやく)
児童相談所全国共通ダイヤル

 

この「189」をめぐっては、2009年の開設当初は10桁の番号だったものを、2015年に3桁に短縮して覚えやすくしたり、自動音声案内に長く時間をとられてしまう状態をオペレーターによる取り次ぎに改めたりして、改善が重ねられてきた経緯があります。
なお、児童相談所は子ども虐待の防止だけでなく、一般的な子育て支援の役割も担っています。この「189」は虐待の通告・相談を受け付けるだけでなく、子育ての悩みなどの相談も受け付けています。

社会で子育てドットコム編集部

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