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虐待を受けて医療機関に入院した子どもが、受け入れ先がないなどの理由で退院できなくなるケースについて、厚生労働省による初めての調査結果が公表されました。虐待を受けて1か月以上入院した子どものうち、32%にあたる63人が、治療が終わったにも関わらず入院を延長していたことがわかりました。
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「虐待されているかもしれない子どもがいる」。そんな時、あなただったらどうしますか?――とりあえず「189番」(いち・はや・く)という電話番号を覚えておいてください。虐待という確信がなくても連絡してOKです。
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児童養護施設や里親家庭で子どもが虐待を受けたケースが2015年度に83件(123人)、2016年度に87件(128人)あったとするデータを、厚生労働省がまとめたことがわかりました。児童養護施設では子ども1000人につき1.5件~2件程度、里親等では子ども1000人につき1.8件~2件程度の虐待被害があったことになります。
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全国の児童養護施設で子どもの間に起きた暴力が、過去5年間で少なくとも2000件にのぼったことが、NHK独自の調査でわかりました。NHKは、「児童養護施設で起きた子どもの間の暴力について、全国的な実態が明らかになったのは今回が初めて」としています。
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児童相談所が平成29年度に対応した児童虐待の件数は13万件を超え、過去最多を更新したことが厚生労働省のまとめでわかりました。虐待の内容別では、心理的虐待の増加が特に目立ち、身体的虐待やネグレクトよりも多くなっています。
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六本木ヒルズにある森ビル株式会社のオフィスの一角に集められた使用済みパソコン。このパソコンが、児童養護施設などの子どもにパソコンとパソコン講習会をセットで贈る取り組みへとつながっています。「エコ」以上の意義があるリユース・リサイクル活動とは。
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東京都小平市にある児童養護施設 二葉むさしが丘学園にて、いま現場で必要としていること、社会に伝えたいことをお聞きしました。必要なモノ トップ3では「車」を挙げられました。その理由とは?また、児童養護施設の子どもに向けた支援のあり方についても語っていただきました。
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二葉むさしが丘学園は東京都小平市にある児童養護施設で、2015年から「オープンカフェふたば」という取り組みをされており、児童養護施設や里親などについて発信し、参加者も巻き込みながら話し合う場を作ろうと取り組まれてきました。今回はそんなオープンカフェの取り組みについて、施設長と自立支援・地域連携コーディネーターの方にインタビューをさせていただきました。
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政府が7月20日に決定した児童虐待防止の緊急対策の目玉のひとつが、児童相談所(児相)の専門職である「児童福祉司」を2022年度までに2,000人増員することです。2017年度に3250人ほどいた児童福祉司を、2022年度までにさらに2,000人増やすという今回のプランの方針ですが、単純に人数にだけ注目して、児童虐待件数の伸びと比べてみましょう。
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東京都目黒区で5歳の女の子が虐待死した事件を受け、政府は7月20日に関係閣僚会議を開き、子ども虐待の防止に向けた緊急対策を決定しました。対策は6つの柱からなっています。この記事では、それぞれの柱について解説します。