11月は厚生労働省が定める「児童虐待防止推進月間」です。2018年も各地でさまざまなイベント等が展開されます。
子ども虐待の現状
児童相談所が把握した子ども虐待の件数は、平成29年度に過去最悪の13万件以上にのぼりました。
子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう、いわゆる面前DVによる通告が増えていることも一因とみられています。
詳しくはこちらの記事→ 平成29年度の子ども虐待件数、過去最高だった28年度からさらに9%増加――厚労省の速報値
2018年3月には、東京都目黒区で5歳の女の子が虐待死する事件が起こり、女の子が残したメモの「もうおねがいゆるして」といった内容が報道され、大きな反響を呼びました。
詳しくはこちらの記事→ 目黒区の女の子虐待死事件をめぐる報道まとめ【6月14日更新】
啓発活動を精力的に展開
子ども虐待の「オレンジリボン運動」はご存知でしょうか?
日本ではオレンジリボンのマークが子ども虐待防止を呼びかける市民活動のシンボルとして使われています。
11月は全国各地で児童虐待防止やオレンジリボンに関するイベント、グッズ配布などが集中的に行われています。
詳しくは認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークや厚生労働省のホームページ等をご覧ください。
虐待かも?と思ったら「189」
ところで、子ども虐待かも?と思った時、あなたならどうしますか?
実は、電話番号「189」(いち・はや・く)に電話すれば、地域を担当する児童相談所につないでくれます。
「189」は、厚生労働省による全国児童相談所共通ダイヤルで、匿名で電話することもできます。
詳しくはこちら→ これって子ども虐待かも…と思ったとき、連絡するのはここ! 電話番号「189」
児童相談所全国共通ダイヤル
皆さまもこの機会に、子ども虐待防止のために知るべきこと、できることについて、改めて考えてみてはいかがでしょうか。
「社会で子育てドットコム」では、子ども虐待に関連する記事をこれからも掲載していきます。これまでの関連記事はこちら→ カテゴリー「子ども虐待」